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天祢涼先生から『少女が最後に見た蛍』をいただきました。



仲田シリーズ4作目で、なんと連作短編集です!
短編集とか連作短編大好きなので、とてもうれしい。
ひとつだけ残念なことがあるとすれば、短編は「絶対に先に謎を解いてやるぞ!」と意気ごむ間もなく物語が終わっていることですね。
長編でも、探偵より先に謎を解けたことなんて一度もないんですが……。

収録されている作品は長さこそ短いものの、いずれもしっかり濃厚な社会派ミステリでした。
この国が抱えている問題を直視したうえで、それを作品に昇華して可視化してくださっている印象。
ここに描かれている事件よりもっと陰湿で救いようのない現実だって、そこら中に転がってるんだろうな、と考えさせられました。
おまけに「そういうことだったの!?」と意外性のある結末ばかりで、エンタメ作品としても楽しかったです。

今回特に印象に残ったのは、いじめをテーマにした短編でした。
深くて重い……。
でも、どの時代や環境においてもある問題だと思います。

短編集が好きな方、いじめ問題に興味がある方、天祢先生の社会派ミステリが好きな方はぜひ読んでみてください!
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2023.11.23 Thu l 日々 l コメント (0) l top

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